厚生労働省の理想的と紹介しているフォームのここが変だよ!

厚生労働省が2006年に「健康づくりのための運動指針」として掲げた
「ウォーキングの理想的なフォーム」は皆さんも目にしたことがあると思います。
巷ではこれをもとにウォーキング指導、掲載されています。

しかし、このフォームで歩いてわかることは
このフォームをすればするほど、歩く速度は「遅くなり疲れる」のです。

私はトライアスロン競技の最終種目のフルマラソンで、最後せめて止まらずに速歩でなんとかゴールしようという場面で、このフォームを思い出してやってみても全然ダメでした…。

おかげで、このフォームは何がダメなのか、
では、疲れないのに運動効果が増して楽に速く歩けるフォームはどういうものなのかが、良く分かるようになりました!

厚生労働省のウォーキングフォームのどこがダメなのかを解説

その1

膝は真っ直ぐ伸ばし、爪先を上げ、踵から着地
膝を伸ばして踵から着地すると、怪我の原因や速度低下の原因になってしまいます。

⭕️ 膝を曲げて着地の衝撃を吸収し、体のほぼ真下に着地

その2

歩幅はできるだけ広くとる
足を大きく広く振り回し踵から着地するのは、軍隊の行進のようで、非常に屈強な肉体を必要とすることでしょう。

⭕️ 骨盤を動かすことで自然と歩幅は広がります。足でがんばる必要はありません。

その3

後ろ足の親指の付け根で地面を強く蹴り出す
蹴ると速く歩けると思われているかもしれませんが、 親指や拇指球で強く蹴り出しを長く続けると、やがて足底筋膜炎やアキレス腱を故障してしまうでしょう。

⭕️ 足先の力ではなく、体幹に近い股関節周りのお尻や太腿の大きい筋肉を使うことで、疲れずにスタスタと速く長く歩くことが可能になります。

その 4

肘を曲げて、腕は前後に大きく振りましょう
腕を振ったからと言って足がスムーズに動くわけではありません。元気よく見えるだけで、腕を無理に振る意味はありません。

⭕️ 腕振りの役割は、骨盤から頭や肩が揺れることを防ぐ免震的な役割です。
歩けば自然とバランスを取ろうと腕は動きますので、自然に振られるまま、 または、肘を前には振らないことで安定したフォームになるのです。

その5

ヘソ下三寸(丹田)を意識しましょう
あまりにも曖昧な表現で「ヘソ下三寸」「丹田」の位置を意識できる人がいるでしょうか。
身体の中心に意識を持つと、背骨の腰椎をねじるような意識になりやすくなってしまいます。

⭕️ 軽く腹圧を入れ股関節から動かす意識をする方が大切です。

では どんな ウォーキングをすればいいの

歩く速さは、健康寿命に関連すると言われています。


良いフォームで歩けるようになると、楽に速く長く歩けるようになります。

速歩は、楽に有酸素運動ができ、脂肪燃焼(ダイエット)効果が高まり、

正しいフォームは、脚が細くなる結果に繋がります。

※図解シートをPDFで見る >> tsurukame_walking

※もっと詳しく知りたという方には
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この歩き方フォームで、1日合計20分の速歩をするだけで、運動習慣がつくれます!
多くの方が、生活習慣病にならず、健康で豊かなライフスタイルを
お過ごしいただけますことを心より願っております。